第6回上場を目指すための企業成長セミナー「社会性」を開催いたしました!
2022年10月13日(木) 第6回 上場を目指すための企業成長セミナー「社会性」を開催いたしました
第1部では、有限責任監査法人トーマツ 角田 望 氏より、「成長を支える業績管理」について、ワークショップも交えてご講演いただきました。
業務管理は、組織的・計画的経営の実践、事業の継続性及び収益性の確保、ディスクロージャー体制を担保する仕組みとして、整備・運用が求められるものです。
今回は、業務管理体制構築のポイントの中でも特に、日常業務の見直し、内部監査の導入に重きをおいてご説明いただきました。
日常業務の見直しにおいては、「不正」や「ミス」が起こらない仕組みづくりを行っていくことが重要になります。
まず、不正は、「動機」「正当化」「機会」という3つの要素が絡むと、起こりやすくなるという説に基づき、特に「機会」を作らない仕組みを日常の業務内に作っていくために、なるべく一人ですべての業務を完結する仕組みにせず、担当業務の分離にするなど、内部統制の手段について具体例を用いながらご説明いただきました。
また、ミスについては、日常業務でミスが起こると、事業活動の成果を表す決算情報や、決算情報をもとに行う業績管理による経営の意思決定にまで影響を及ぼしてしまうため、架空計上、計上漏れ、計上日誤り、計上金額誤りなどを起こさない、間違わない仕組みづくりを行っていくことが重要になることをお話しいただきました。
また、内部監査導入については、内部監査と、監査役監査、公認会計士監査との違いを説明していただきながら、内部監査の実施主体となる人物像や、実施の流れについて教えていただきました。
第2部では、有限責任監査法人トーマツ 西駕 厚祐 氏より、「ディスクロージャー」をテーマにお話しいただきました。
企業の財政状況、経営成績、企業の状況等を多角的に記載した書類のうち、その内容を文章・図・数値で説明した「定性情報」について、鹿児島県で上場した企業である、プリントネット株式会社の新規上場申請のための有価証券報告書を具体例として用いながら、定性情報の第1〜第4項目の概要についてご説明いただき、株式上場の際に必要となる、上場申請書類Ⅰの部において、特に重要な項目について知れる貴重な講義となりました。
今回で、全6回の「上場を目指すための企業成長セミナー」がすべて終了となりましたが、鹿児島IPOプロジェクトは、引き続き鹿児島県のIPOを支援する活動を行っていきます。
今後も、ホームページとfacebookを通して、IPO情報について随時発信していきますので、ご興味のある方はぜひ、facebookのフォローもよろしくお願いいたします。
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