鹿児島IPOプロジェクト成果報告会を開催いたしました!

鹿児島県IPOプロジェクトでは、鹿児島県内の株式上場に関心のある中小企業様を対象に、株式上場を円滑に進めるためのセミナーを実施し、参加していただいた中で特に成長意欲が高い中小企業10 社様を対象に、ニーズにあわせた個別支援(①成長戦略・計画策定支援コース、②業績・業務管理支援コース)を実施してまいりました。

今回は、成果報告会として、個別支援を修了した10社の企業様に取り組みの成果を発表していただき、聴講者には銀行や証券会社等の、株式上場のサポートに特化した機関の皆様をお招きすることで、今後も株式上場に向けた取り組みや、さらなる企業の成長の加速を目的とした会を開催いたしました。

成果報告としてプレゼンテーションを行っていただいた、個別支援を修了した10社の企業様が持つ特色は非常に多様性に溢れていました。

地域とともにいきる「共生」を大事に、お世話をされる人もする人も居心地の良い環境を目指した地域密着型福祉、

鹿児島の生産者の思いと魅力を届けることを重視し、とにかく生産者の使いやすさにこだわったサービス、

職人との信頼を積み重ねることを一番大切にし、使い手に徹底して寄り添う工具のEコマース、

人材不足に対してスキルやノウハウを可視化することによって人材の短期育成を可能にするサービス、

後継者不足の酒屋の受け皿となりつつ、酒食文化を通した地域社会への貢献を目指す酒販事業、

子育てファミリーの方々向けに中価格帯で、特に南九州の気候に適した高性能な物件を提供し地域への貢献を目指す不動産建設事業、

自社工場で加工から製造までを一貫して行い、地方から販売することにより、働く場を創出することを目指すサプリメント製造業、

世界シェアNO1を誇る高機能光通信部品や、半導体装置、医療用などの精密金属加工部品の製造業、

1つの法人の中で、複数のハウスブランドを展開することでそれぞれの価格帯や商品の特徴を分けてお客様のニーズによりフォーカスした販売に特化した住宅・不動産企業、

未知の可能性を持った天然素材「シルク」に着目し、サステイナブルな産業を目指す事業

と、10社の皆さんそれぞれに、個別支援を通してブラッシュアップされた自社独自の強みや特色を打ち出した興味深い発表を繰り広げてくださいました。

プレゼンテーション後には、参加いただいたサポート機関様※から、各社に対してそれぞれ講評をいただく時間も設けられました。

講評での、社長の思いに社員はついてこられているかの確認や、内部統制の難しさ、今後ビジネスを本格的に事業化する際にどういったところに需要を発掘するのかといった的確な指摘や質疑は、発表企業の皆さんの今後のさらなる成長につながる貴重なご意見となったのではないかと感じられます。

また、会の最後には、鹿児島県に本社を持つ企業としては有数の、東証プライム上場企業である株式会社マルマエの前田社長、東京証券取引所様、KIP運営事務局様からの講評もあり、個別支援を修了された企業様のさらなる成長意欲の刺激と、様々な分野を越えた関係性構築の貴重な交流の場となりました。

※参加いただいたサポート機関様

  • 株式会社鹿児島銀行様
  • 九州FG証券株式会社様
  • 公益財団法人かごしま産業支援センター様
  • 株式会社東京証券取引所様
  • 証券会員制法人福岡証券取引所様
  • 野村證券株式会社様
  • 宝印刷株式会社様
  • 西日本シティTT証券株式会社様
  • 大和証券株式会社様
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