第2回上場を目指すための企業成長セミナー「株式上場のリアル」を開催いたしました!

 

 

第1部では九州FG証券 法人ソリューション室室長である白坂 大輔 氏 より「最近の上場傾向」について講演いただきました。

上場企業や上場を目指す企業の多くは「上場した理由」として「優秀な人材の確保」を挙げており、特に地方では過疎化の激化の中、上場企業として他社との違いを謳うことで、優秀な人材や県外・海外などの資本を入れ、さらなる企業成長につなげることができることや、全国の企業数と上場数の割合から、鹿児島では現状よりも多く上場企業を生み出すポテンシャルを持っていることなどをお話くださいました。

 

第2部では株式会社マルマエ 代表取締役社長 前田 俊一 氏、GMOペパボ株式会社 代表取締役社長 佐藤 健太郎 氏 から「上場体験談」として講演いただきました。

株式会社マルマエの 前田 氏は、製造業では設備力が競争力に直結していたので、借入よりも「資金調達の有益性」を感じ、上場へ踏み切ったとのこと。
準備段階では原価管理構築、内部統制、同族社員の扱いなど、上場後はリーマン・ショックの打撃など苦労もありましたが、上場にあたりそれまでになかった営業利益視点も養われ、資本政策や、幹事証券会社の選定では人の縁もあり、上場したことで変わったことが今では自社の強みになっているとお話くださいました。
GMOペパボ株式会社 佐藤 氏は、自社の企業理念である「もっとおもしろくできる」を推進するために上場を進めたとのこと。上場後は他社スタートアップの気風が強まり、上場起業よりもアグレッシブにしている状況に、なんのために上場したのかというもどかしさに苦しむも、状況を打破すべく赤字でも投資していく姿勢にした結果、逆に株価は好転。

 

上場とはゴールではなく成長するためのものであり、経営者が市場に向き合い、真摯に取り組む姿勢を投資家はみているということをお話しくださいました。
「株式上場」は目的ではなく、株式上場をうまく活用することで、企業の成長に向かうための体制を見直し、さらなる事業拡大・新規展開につなげることができるということを認識できる第2回セミナーとなりました。

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