KIP鹿児島IPOプロジェクト

【第一部　株式上場に向けたガバナンス構築について】

株式会社タスク コンサルティング事業部 西日本事業部コンサルタント 社会保険労務士 松尾 義大 氏より、「株式上場に向けたガバナンス構築について」をテーマに社内規程の必要性と社内規程作成のポイントについて講演いただきました。株式上場審査において「規程」は重要な審査項目となります。「規程」が株式上場審査の対象となる理由や審査での観点などアプローチ方法を交えてお話しいただきました。また社内整備が適正に行われていること、実際に有効に運用されていることがチェックされるため、会社法からのアプローチ、会社構成員からのアプローチ、株式公開制度の観点からのアプローチにおける「規程」の作成ポイントや作成順位などを教えていただきました。

【第二部　ワークショップ「株式上場の準備をするにあたって」】
有限責任監査法人トーマツ 鹿児島連絡事務所 シニアマネージャー 公認会計士 角田 望 氏より、「株式上場の準備をするにあたって」をテーマに上場会社に求められる経営、IPOのメリット・デメリット、株式上場準備スケジュール、上場準備担当者の役割について講演いただきました。

「上場するか否かに関わらず上場を目指すことで、企業成長のスピードを早めるための行動となる」と話され、競合他社へ打ち勝つための必須条件や、プランニング（計画）を策定するにあたり、精度が求められることなどを教えていただきました。

第二部の後半では、企業の成長スピードを早めるためにどのようにIPOのメリットを活用したいかなど、グループごとにディスカッションが行われました。

今回のセミナーでは上場を目指すことは、会社の成長スピードを上げるための必要な要素であり、上場しない場合も成長性を高める要素となることを再認識できる内容となりました。